Home > Worklist > SSPコーラスアレンジシリーズ > 導きのハーモニー
混声四部合唱とピアノのための 導きのハーモニー(霜月はるか)
作詞:霜月はるか
作曲:霜月はるか
編曲:SEIGI
編成:混声4部合唱+ピアノ(div.あり)
演奏時間:4分40秒
編曲年:2019年2月
委嘱初演データ
委嘱:しもつきん合唱団
2019年8月25日/北とぴあ さくらホール
第5回副次的文化系合唱祭 ~合宴奇宴~
合唱:しもつきん合唱団
指揮:鈴木智士
ピアノ:いずみ
※編曲者立ち会いのもと、初演されました。
※現在、楽譜はお問い合わせ頂いてもお渡し致しかねます。何卒ご了承ください。
「導きのハーモニー」は、まず霜月はるかさんの優しいサウンドに心惹かれました。どの曲にも言えることですが、私が合唱編曲する際はまず原曲を尊重し、何度も繰り返し聞いて作業に入ります。タイトルからも見てとれるようにハーモニーを前面に押し出したものに仕上げました。原曲にないヴォカリーズも積極的に取り入れています。中盤にはソリスト(歌)と合唱パート(ヴォカリーズ)によるアカペラ部分を新たに作ることにより、この曲が伝えたいメッセージがさらに際立ったのではないかと思います。また後半にはハンドクラップ、歌とピアノによるアドリブ演奏など、まるで自然と舞台にいる演者と客席にいる聴衆が一体化できるように心がけたつもりです。原曲ではフェードアウトして終わりますが、合唱ではなかなかそう簡単にはいきません。案として歌いながら舞台袖へ捌けるのもアリかな?と思いましたが、新たに終結部(Meno mosso)を作り直すことで解決しました。舞台初演の際には、私も客席で拝聴しておりましたが、ソリストのそれこそ皆を導くかのような優しい歌声に感動し、編曲者の想像を超えたピアニストによる素晴らしいアドリブを多いに入れていただき、本当に舞台と客席が一体となった気がしました。この場を借りて関係者の皆様に心より感謝申し上げます。
2021年10月 SEIGI